
例年、わが家では2階のベランダにゴーヤのネットを張り、ゴーヤを這わせて緑のカーテンを茂らせる。
今年の超が付く猛暑の中でも、さすがは南国育ちのゴーヤは元気いっぱいで、いつもと変わらぬ収穫と強烈な日差しを遮ってくれ、ベランダに涼し気でとてもいい空間を提供してくれている。
このゴーヤに朝晩水遣りをするのだが、その時にひそかな楽しみにしてきたのが、カマキリとの遭遇だった。
毎年、広いカーテンのどこかの葉陰に潜み、こちらをうかがっているのだが、時たまカマキリと目が合うのだった。
葉陰から忍者のごとく息をひそめてこちらをにらむカマキリの緑色の眼がかわいらしく思え、いつも出会えるのを楽しみにしていたし、こちらにガンを飛ばしてくる表情などには、先方はすごんでいるつもりでも、愛嬌すら感じたものだった。
それが今年はカマキリの姿が見つからず、8月も最後になって昨日、ゴーヤのカーテンの隣のエキナセア・ヘンリーアイラーズの鉢植えにいるのを偶然見かけた。
切り取った花柄にくっついていて、慌てたカマキリがゴーヤの葉っぱに飛び移ったのだった。
「おぉ、今年もやっぱりいたんだ♪」
……とまぁ、それだけの話だが、カマキリの人を恐れぬ昂然とした立ち振る舞いが好きで、今年もいつもの年と変わらずにその存在が確認できて、なんだかほっとし、嬉しい気分になったのでした。

嬉しくなってアップで写真を撮ろうとしたら、にらみつけられた




と言われているようで、その場を離れ、しばらくたって戻ってくると、もうどこに行ったのか、保護色にまみれてまったくわからなくなってしまった